動物用医薬品 犬用外皮用剤「メディダーム」

Q&A

Q

マラセチアとはなんですか?

A

皮脂を好む真菌(カビ)の一種です。健康なワンちゃんの皮膚の表面にも存在する「常在菌」です。
通常は皮膚炎などを起こす事はありません。

Q

マラセチア皮膚炎とはなんですか?

A

皮膚の免疫力の低下や、外からの刺激に対する抵抗力の低下がきっかけで、マラセチアが異常に増えてしまい皮膚炎を引き起こします。その為、べたべたした油っぽい皮膚や、細菌による皮膚炎を起こしているようなワンちゃんの皮膚ではマラセチア皮膚炎になりやすい傾向があります。

Q

マラセチア皮膚炎の症状はどのようなものですか?

A

強い痒みや赤み、独特な臭い(酵母臭)が特徴的です。べたつきやフケ、皮膚の黒ずみが見られる場合もあります。

Q

マラセチア皮膚炎が起きやすい部位はどこですか?

A

口周り、耳、おなか、指の間、肛門のまわりなど、皮脂のたまりやすい部分(皮膚のしわなど)で増殖して炎症や痒みを引き起こします。

Q

マラセチア皮膚炎は人にうつりますか?

A

ワンちゃんと人ではそれぞれ異なる種類のマラセチアが常に存在しています。
一般的に人へワンちゃんのマラセチアが感染して悪さをすることはありません。

Q

メディダームの主成分はなんですか?

A

ピロクトンオラミンです。ピロクトンオラミンは増えすぎたマラセチアを減らします。また、ピロクトンオラミンは人用の医薬部外品シャンプーにも使用されている成分です。

Q

メディダームに香料は使っていますか?

A

香料は使用しておりません。

Q

どれくらいの頻度でシャンプーをすればいいですか?

A

獣医師の指導に従い、週2回、3週間を目安に使用してください。

Q

毛量に合わせて、使用量は調整した方がいいでしょうか?

A

医薬品のため、体重ごとの投与量の目安を定めています。
投与量には幅を持たせておりますが、獣医師の指導によりご使用下さい。

Q

保管温度によってメディダームの粘性などに変化はありますか?

A

温度が高くなることで粘性が低下することがありますが、製品の有効性・安全性に問題はありません。

Q

外傷がある場合に使用することは可能ですか?

A

傷口にしみる可能性があるため、獣医師の指導により使用の検討をお願いします。

Q

他のシャンプー療法と併用しても大丈夫ですか?

A

メディダームと他のシャンプー療法との併用については獣医師にご相談下さい。

Q

メディダームをワンちゃんが舐めたり、飲んでしまった場合はどうすればいいですか?

A

獣医師の診察を受けてください。

Q

メディダームがワンちゃんの耳に入ってしまった場合はどうすればいいですか?

A

耳に異変が認められた場合には獣医師の診察を受けて下さい。

Q

メディダームがワンちゃんの目に入ってしまった場合はどうすればいいですか?

A

目に入ってしまった場合は、直ちに流水で十分に洗い流してください。目に異変が認められた場合は獣医師の診察を受けてください。

Q

サルフェートフリーとありますが、サルフェートとは何ですか?

A

硫酸系界面活性剤の一種で、泡立ちがよく汚れもよく落とす働きがありますが、皮膚への刺激が強いことが知られています。メディダームにはラウリル硫酸ナトリウムなどのサルフェートを配合しておりません。